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戸建ての電気代平均はいくら?原因と電気代を安くする方法を解説

「戸建ての電気代の平均ってどれくらいだろう?」

「最近電気代が高く感じるけど、他の家庭はどうなんだろう?」

上記のような悩みをお持ちではないでしょうか。

最近は毎月の電気代が上昇傾向にあり、電気代の明細を見るたびに顔をしかめていると思います。

しかし、自分たちの家庭が高いだけなのか、もしくは全国的に高くなっているのか、という判断は難しいですよね。

本記事では、

  • 戸建ての電気代に平均
  • 電気料金が仕組み(計算方法)
  • 電気代が高くなる原因
  • 電気代を安くする方法

上記を解説します

この記事を読むことで、ご家庭の電気代が他と比べて高いのかどうか、また高騰している電気代を安く抑える方法も分かるので、ぜひご一読ください。

戸建ての電気代の平均はどれくらい?

まずは、政府が公開している統計データをもとに、戸建ての電気代平均をみていきましょう。

戸建ての電気代、と一口に言っても季節や家庭の人数によって大きく変わるので、それぞれケースごとに分けて表にするので参考にしてください。

 1人世帯2人世帯3人世帯4人世帯5人世帯6人世帯〜
4月〜6月4,990円8,484円9,978円10,626円11,802円13,643円
7月〜9月5,131円8,288円9,772円10,717円10,856円13,566円
10月〜12月5,200円8,470円9,838円10,785円11,478円14,069円
1月〜3月7,749円13,216円15,320円16,286円18,467円21,186円

上記の表を見ると、世帯人数が増えれば電気代が高くなるのは当然ですが、寒くなって暖房器具を使うようになる冬に電気代が上昇する傾向にあると分かります。

ただし、この表は全国を対象にしたもので、実際は北と南で気候が全く違うので、あくまで参考程度に捉えておきましょう。

では、毎月の電気代平均がわかったところで、これからは電気料金の仕組みや電気代が高くなる原因、対処法などを解説していくので日々の生活に役立ててください。

電気料金の仕組み(計算方法)

電気料金の仕組みを知ることで、どこに無駄があるのかを発見することができます。

無駄を抑えて毎月の電気代を安くしましょう。

電気料金が計算される仕組みは以下の通りです。

基本料金 + 使用電力 + (燃料費調整単価×使用電力) +(再エネ賦課金単価×使用電力)+託送料金等

=電気料金

上記のように電気料金は大きく分けて、

  • 基本料金
  • 使用電力
  • 燃料調整費
  • 再エネ賦課金
  • 託送料金

この5つの要素によって決定されます。

基本料金と使用電力については説明は必要ないと思うので、燃料調整費と再エネ賦課金について解説します。

燃料調整費とは、各電力会社が電力を発電する際に必要となる燃料を調達する時に発生する費用のことです。

日本は燃料の約9割ほどを外国からの輸入に頼っているので、世界情勢などによってこの燃料調整費の単価は変わってきます。

そして再エネ賦課金(再生エネルギー発電促進賦課金)は、再生可能エネルギー(太陽光発電、風力発電、地熱発電等)を普及させるために、導入にかかる費用を国民全員で一部負担する制度です。

燃料調整費も再エネ賦課金も年々高くなっているので、ご家庭の電気代が以前よりも高くなるのは必然と言えます。

戸建ての電気代が高くなる原因

では、戸建てのご家庭の電気代が高くなる原因について見ていきましょう。

主に以下のような原因によって電気代は上昇しています。

  • 燃料費調整単価と再エネ賦課金単価の上昇
  • 生活リズムに合っていない電気料金プランを使用している
  • 断熱性を意識していない
  • 古い家電を使用している

燃料費調整単価と再エネ賦課金単価の上昇

先ほども解説したように、燃料費調整単価と再エネ賦課金単価の上昇は、電気代が上昇する原因の一つです。

分かりやすいように、それぞれどれくらい単価が上がっているのか表にするので参考にしてください。

 燃料費調整単価
2022年1月0.33円 / kWh
2022年6月1.82円 / kWh
2022年12月7.55円 / kWh

引用:過去の燃料費調整単価|九州電力公式HP

 再エネ賦課金単価
2021年5月〜2022年4月3.36円 / kWh
2022年5月〜2023年4月3.45円 / kWh

引用:再生可能エネルギー促進賦課金について|九州電力公式HP

燃料費調整単価は、各電力会社によって異なり、また毎月ごとに単価の変動があります。

一方で、再エネ賦課金単価は全国一律で決まっており、毎年ごとに単価が変わるのです。

特に燃料調整費単価の上昇が激しく、これはロシアとウクライナの問題による影響が大きいでしょう。

生活リズムに合っていない電気料金プランを利用している

電力会社の料金プランには、

  • 日中の使用が安くなるプラン
  • 深夜・夜間の使用が安くなるプラン
  • 休日の使用が安くなるプラン

上記のように、電気を使用する時間帯によって料金が変わるプランが用意されていることがあります。

ですから、自身の生活リズムに合わせた電気料金プランを利用することで電気代を安く抑えることが可能です。

最近ではリモートワークなどにより、平日の日中でも在宅するケースが多いので、この電気料金プランの影響を受ける方は多いでしょう。

断熱性を意識していない

断熱性とは、外気の暑さや寒さを内部と遮断する性能のことです。

この断熱性を高めることで、夏場の冷房や冬場の暖房を使用する頻度を減らし、結果として電気代を抑えられます。

マンションなどのような集合住宅は、上下左右に部屋があることで断熱性が高いです。

しかし、戸建ての住宅は壁が外気に触れやすく、特に断熱性が重要になってきます。

特に築年数が長い家は築年数が浅い家に比べて断熱性能が低い傾向がありますので一度リノベーションを検討してみるのも良いでしょう。

古い家電を使っている

古い家電を使うことで、無駄に電気代が高くなっている可能性もあります。

昔と比べると、今の家電の性能は比べものになっており、もったいない気持ちを我慢してでも買い替える価値はあるでしょう。

特に冷蔵庫などは、10年前と比べると消費電力が1/2にまで減少していて、年間で数千円〜1万円も節約になる場合もあります。

戸建ての電気代を安くする方法

では、戸建て住宅の電気代を安く抑える方法について解説します。

電気代を抑える方法としては以下の通りです。

  • 省エネ性能が高い最新家電に買い替える
  • 電力プランを見直す
  • 太陽光発電システムを導入する

省エネ性能が高い最新家電に買い替える

10年前の古い家電と最新家電では、消費電力に大きな差があります。

2010年と2020年の冷蔵庫とエアコンについて消費電力を比較した結果では、

  • 冷蔵庫…10年前と比べて約40%削減
  • エアコン…10年前と比べて約12%削減

上記のようになりました。

また、最新の家電は機能面も優れており、快適かつ電気代を抑えられるのであれば、最新家電への買い替えはメリットだらけと言えます

電力プランを見直す

利用している電力会社の電力プランを見直すことで、電気代が安くなるかもしれません。

日中によく電気を使うのか、深夜帯に電気を使うのかなど。

自身のライフスタイルによって最適なプランを選ぶようにしましょう。

また、電力会社によっては、一定の電力を使用すると電気料金単価が上がる仕組みもあるので、まずは今のプラン概要を確認することから始めましょう。

もし最適な電力プランが分からない場合は業者に相談することも一つの方法です。

太陽光発電システムを導入する

日本では、発電に使用する燃料のほとんどを外国から輸入しています。

そのため、国際情勢による影響を大きく受けて、特に現在は電気料金の値上げが続くと予想されております。

ですから、これからの時代は自分たちの家で電力を自家発電・自家消費することをオススメします。

そうすれば、いくら電力会社が電気料金を値上げしても影響を受けにくくなります。

そして、電力の自家発電・自家消費にもっとも適しているのが太陽光発電システムです。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、日中に発電した電気を貯蓄して使用し、電力会社から電気を買う量を抑えられます。

電気代の上昇にお悩みの方は、下記で太陽光発電について詳しく解説しているので参考にしてみてください。

戸建ての電気代の平均は高騰している!早めにご相談を!

国際情勢の影響もあり、現在は電気代は上昇傾向にあり、これからも続くと予想されております

すぐに出来る節電対策としては、

  • 省エネ性能の高い最新の家電に買い替える
  • 電気料金プランを見直す
  • 生活の中で電気の使用を控える

上記のようなものがあります。

まずは、これらを試して電気代を抑えてみるといいでしょう。

ただ、長期的にみると今以上に電気代が高騰した際に対処できなくなる可能性もあります。

ご家庭に太陽光発電システムを取り入れると、自家発電することで電気会社による値上げによる影響を少なく出来るのでオススメです。

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